JR北海道が開発を続けるDMV

DMVとはデュアル・モード・ビークル(Dual Mode Vehicle)の頭文字をとったもので、
既存のマイクロバスを改造し、道路・線路の両方を走れるように開発した車です。

初代のマイクロバスを改造した車両(新車)が平成17年10月、北見地区に登場し、試運転が行われていました。
見てお分かりのとおり、日産自動車製のシビリアン・ショートボディがベースとなっています。
ただ、前頭部に鉄車輪を格納するブースを設けているため、
全長としてはロングタイプのマイクロバスと変わらないかと思われます。

車体はバスそのもので、扉の増設等は行われていません。
ちなみに屋根上に乗っかっているブルーの物体はポータブル発電機かと思われます。
この日は午前中、北見駅西にある研修車庫前に連結状態のDMVが姿を現し、
担当係員や視察の方々が立会いをしていました。
その後正午過ぎ、旭川方面行きの普通列車通過後、ポイントが開通し、
連結状態のDMVは北見駅に進入、そのまま女満別方面へと走り去っていきました。

マイクロバスということもあるかとは思いますが、非常に音が静かでした。
(前後で一般タイプのディーゼルカーが通過したが比較にならないくらい静かであった)
走行性能的には問題はなく、すぐにでも実用化できそうな感じがしますが、素人目に、

(1)現在乗降ドアは助手席側のみなので線路上走行の場合、乗降側の制約を受けることとなる。
専用のホームを設けるか、両側にドアを設置するかの対策が必要。
(バスにはステップがあるので、無理にホームのかさ上げは必要ない。
ただ逆に既存のホームに到着した場合、その段差と隙間に問題がある)
(2)連結走行の場合、車両同士の行き来ができないゆえ、両方の車両に係員(運転手?)を配置する必要がある。
従来型の気動車ですら2両ワンマン運転が当たり前になりつつある昨今、対応方法を検討する必要がある。
(3)このタイプのマイクロバスではどんなに乗客を詰め込んでも1台あたり30人強が限界。
突発的な乗客増に耐えうるか、波動的な輸送が可能かどうかの検証が必要ではないか?
(4)連結走行の場合、1台は後ろ向きに走行することとなる。後ろ向き着席時に
乗り物酔いが助長されないかどうかの検証が必要ではないか?

などが気になりました。
なお、北見駅ではこのDMVの試運転にあわせ、オレンジカードも販売しております。
(私は発売から4日後に伺いましたが、まだ在庫はありました)


北見駅への進入を待つDMV


視察を受けているDMV。旭川向きの車両はブラインドが下ろされていました。

いずれも北見駅内構研修車庫前にて(敷地外から撮影)
平成17年10月撮影
車両登録番号 北見230さ0911(旭川方)、北見230さ0912(女満別方)

なお、DMVにつきましては、こちらのHP【DMV】に詳しく掲載されていますのでここに紹介させて頂きます。

富士市でのデモ走行の様子はこちら

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